前の続き

続いて，TestFlightにアップロードするために，ビルドしたアプリケーションをipaファイルにパッケージングする．
jenkinsのXcodeプラグインは，ipaファイルをビルドする機能がついているのだが，私の環境ではうまく動作しなかった．
バージョン情報とかの設定が必要なのかもしれない．

そこで，直接ビルドツールxcrunを使い，xcodeのビルド後にipaファイルをビルドすることにする．
※Xcodeプラグインも内部的にも同じxcrunを使っているので同じ結果になるはずなんだけど・・・・．ちょっとわからない．

xcrunでビルド

xcrun -sdk iphoneos PackageApplication --embed hoge.mobileprovision ${WORKSPACE}/hoge.app -o ${WORKSPACE}/hoge.ipa

--embedオプションが必要なのかちょっと，不明瞭なんだが，一応，つけておく．TestFlightで配布するときのプロビジョニングファイルを埋め込んでおく．
これで，ipaファイルがビルドされるはずだ．

dSYM
次に，TestFlightの機能をフルに生かすためにdSYMファイルをアップロードする用意をする．
私はここでハマった．当たり前だが，dSYMファイルはディレクトリなんですよね・・・・・・・．
なので，まずiOSのビルド後にdSYMファイルをzipで圧縮する．これをTestFlightプラグインに読み込ませる．


zip -r ${WORKSPACE}/hoge.app.dSYM.zip ${WORKSPACE}/hoge.dSYM

TestFlight
ビルド後の処理にTestFlightによるアップロードを設定する．TestFlightプラグインをインストールしていれば，"ビルド後の処理を追加"ボタンで追加できる．
設定が必要な項目は，

・API Token
・Team Token
・IPA File
・dSYM File

だ．

API Tokenは，TestFlightの右上の自分のアイコンをクリックして，Account Setting→APIを選ぶと見られる．
Team Tokenは，TestFlightの右上の自分のアイコンの左隣の自分の名前をクリックして，”Edit Info”を選ぶと見られる．
これを見つけるのにかなり時間がかかった・・・・・・．

IPAファイルと，dSYMファイルは，フルパスで指定する．

${WORKSPACE}/hoge.ipa
${WORKSPACE}/hoge.dSYM.zip

これでビルドしたときに自動的にTestFlightにアップロードされる．
テストの対象者は，"Distribution Lists"で指定する．複数入力できるっぽい．あらかじめTestFlightでつくっておいたテストチームのタイトルを入力すればよい．
"Notify Team"にチェックを入れておくと，そのままテスターにメール通知もされるので非常に便利だ．

これで勝つる！！！！