大恐慌と機械化の波に土地を追い出された中央部の農民が,夢の土地カリフォルニアに行く.
しかし,ついたカリフォルニアには仕事はなく,さらに酷い資本主義の矛盾と貧困だけがそこにはあった・・・・・.
資本主義に踏みつぶされる人は,目の前のオレンジを食べられず,土地に住めず,怒りの葡萄だけがたわわになる.その描写がリアル過ぎる.怖い.
こないだアメリカに行ってきた人が,もうすでに不況で雰囲気が変わり始めていると言っていた.日本は,輸出関連企業をメインに来年あたりからさらに酷くなるだろう.
これから,こんな世界にならないことを祈るばかりだ.