ウェルズの世界史概観の下巻です.
やはりというか,上巻のレビューでは書かなかったが,日本語訳が読みにくい.もろに外国語を訳しました.という雰囲気になっている.まぁ,いいけど.
内容は,第2次世界大戦まで.
ドイツがヨーロッパを席巻,ベルサイユ体制,第2次世界大戦の流れまで,ヨーロッパがいかにダラダラとして外交してきたかを中心に書いている.
そして,やっと日本が表舞台の一員として登場.大戦に至るまでは,ヨーロッパ列強に食い物にされるアジア,アフリカの中でも遅れをもっともすばやく回復し,列強の仲間入りをした国としてほめられてる.ちょっとうれしい.
この本を読むと結局,人類の歴史は赤い血に彩られているわけで.
今も昔も人の根本はまったく進化しておらず,相変わらず人同士が殺し合いを続けている.
歴史の本を読むと色々考えさせられるが,考え,行動する対象のスケールが大きすぎて何をしたらいいかわからないです.