エビフライトライアングル

sonsonです. 10年以上前から知っているけど,会ったのは3年前という永野さんにそそのかされて,本の一部を書くことになるかもしれないという告知です.この本は,クラウドファンディングの形態をとっているので,予定人数の事前購入がないと執筆が開始されません.

このプロジェクトでなかなか投資に踏み切れないのは,本を立ち読みができないことと,買う前に評判を聞けないことにあります(まぁまだ本を書いてないんだから当たり前なのですが).なので,自分が担当の章の構想を書いてみることにします.こんな本なら,みなさま,読んでみたいでしょうか・・・・・.

  • はじめに
  • 機械学習
    • データとモデルとパラメータ
    • 学習と推論
    • 学習性能と汎化性能
  • CoreML概要
    • CoreML.framework
    • Vision.framework
  • 設計と実装
    • 概要
    • scikit-learnでパラメータを学習する
    • 学習結果をモデルファイルへ変換する
    • アプリケーションに組み込む
  • まとめ
    • CoreMLのよいところ
    • CoreMLの根本的な課題
  • 参考文献

※開発中につき,実際の商品とは異なる場合がございます.

おそらく,半年後くらいから,KerasやらCafeのモデル読み込んで,物体認識してワーイってブログのエントリや本はたくさん出てくると思います.それらとは違い,私は,本書をきっかけに,CoreMLを通して少しでもエンジニアが機械学習の分野に興味を持てるようになればいいと期待しています.Appleは,WWDCでCoreMLとVisonがあれば,機械学習の専門的な知識なんてなくても,それらをアプリケーションに使えると豪語してましたが,それは,デベロッパがdeployできているだけであって,デベロッパが機械学習を使えているわけではありません.事実,機械学習をそこそこ理解して,deployするためには,そもそもの問題に関する知識,こんな本や私ごときでは解説できない線形代数,統計,数理最適化をしっかり勉強しないといけません.私は,本書がそこにいたる最初の一歩になることができれば望外の喜びと考えています.

ほら,読みたくなって (省略されました。全てを読むにはワッフルワッフルと書き込んでください)